今年もよろしくお願いします
お元気に新年を迎えられたことと、お慶び申し上げます。

風邪を引くこともなく年を越し、みんなで力を合わせて作った「おせち料理」を
美味しく味わった事と存じます。

当教室も日頃の腕前を発揮して、例年通り、もしくは例年以上に種類も多く
作る事が出来ました。

年々歳々、味もさることながら、知らず知らず数が多くなっているにもかかわらず、
疲れることもなく、楽しく作り終える事が 出来て、感謝もひとしおでした。

「継続は力なり」とはよく言われますが、年を重ね少々くたびれ気味 とはいえ、
永年の蓄積による味が出てきたとも言えるのではないか と思われます。

20軒分、30種類ありました。
何人の人々がこれを囲んだのでしょうか。
それを想像すると徒や疎か(あだやおろそか)に出来るわけもなく、 少々緊張を
強いられましたが、また作り終えて、今年も皆さんの お役に立てて良かったと、
満足感も味わえたのです。
これがまた来年も続けられますようにと、祈らずにはおれません。

例年になく寒い日が続きますが、じっとして温めてばかりいても、 日々老化に
拍車がかかります。
台所に立って、あれこれ走りまわり、その辺に大事に仕舞われて おいた野菜や
乾物で、こまめに料理を作りましょう。
健康家族を目指して、今年の第一歩としたいものです。

新しい酒粕が出まわっています。
寒さを吹き飛ばす事、請け合いです。

粕汁
<材料>4〜5人分
塩鮭       1/2尾分
(頭・中骨・腹身など)     

大根       400g
じゃがいも    2個
にんじん     100g
白菜       2〜3枚
ねぎ       1〜2本
仙台みそ    80〜90g
酒粕       100g
水         5カップ
酒        1/2カップ
昆布       10cm

<作り方>
1.塩鮭の頭・中骨などを適当な大きさに切り、焼いておく。

2.鍋に水・酒・昆布を入れ、煮立ったところへ塩鮭を入れて
  さらに煮立たせる。

3.大根はいちょう切り。にんじんは半月またはいちょう切り。
  白菜は白いところを薄く切っておく。じゃがいもはひと口大に切る。

4.2.の鍋の中へ3.を煮えにくい順に入れ、アクを取りながら煮る。
  昆布は少し煮立ったところで引き上げておく。

5.酒粕は粗く手でちぎり、すり鉢に入れ、4.の煮汁で少々取り分けて
   すっておく。

6.野菜が煮立ったら味噌をとき入れ、5.の酒粕を入れて煮上がったら、
  小口に切ったねぎをはなす。
   
 
  
  
  
   




















【2012/01/29 15:49 】 | 廣子の料理よもやま話 | コメント(0) | トラックバック(0) |
今年もありがとうございました

今年もあと少し、残す事となりました。
あの想像を絶する震災と津波による後遺症は、余り実害のない者にとっても
大いなる影響を及ぼしている事に否めません。

3.11以来の数々の言語に絶する被害と喪失感は、人々の心的ストレスと
なって、未だきえそうにありません。

加えて原発事故の終息宣言もまた虚しく響き、更なる不安を募らせてしまって
いることに、お上は気付かないのでしょうか。

自然界に見境なく降り積もった放射能は、地にばら撒かれ浸透して、
水中にと流されていったのでしょうか。
目の見えない厄介者だけに、どこにどんな風に染み込んで、散らばって
しまったのでしょうか。

現在は特段の影響が無くても、来年・再来年と消えることはなく、凝縮して
蓄積されていくことを思うと、食糧汚染はこのままで済むのでしょうか。

考えれば考えるほど、生命と直結するありとあらゆるものが、汚染凝縮
されていくのでしょうか。

私たちは本当のことを知りたいのです。

この重い宿題を抱え、先の見えないまま、この記念すべき年が暮れようと
しています。

ともあれ、お正月は仙台雑煮でお祝をして、新たな年へ向けて一歩を
踏み出しましょう。

仙台雑煮をご紹介いたします。


仙台雑煮

<材料>
大根         1/2本
にんじん       小1本
ごぼう         10cm
ずいき         2本
※赤からいも茎をほしたもの
なるとかまぼこ   1/2本
餅           適宜
いくら         大2
せり          1/2本
はぜ          2尾
凍み豆腐       4枚
しょうゆ        大5〜6
水           6カップ

<作り方>
大根・にんじん・ごぼうをそれぞれ“」せん切り”にし、さっとゆでて
冷凍庫で凍らせておく。
(正式には、ゆでたものをざるにとり、一晩戸外に置いて凍らせる)

ずいきは、ぬるま湯に入れてもどし、1cm位に切っておく。
凍み豆腐は、お湯でもどして細かく切る。
せりも洗って3cm位に切る。
なるとは5mm位の厚さに切っておく。

鍋に6カップの水を入れ、よく洗ったはぜを入れて静かに沸騰させる。

3.の中に凍み豆腐・ずいきを入れて、煮立ってきたら少し煮含め、
しょうゆで調味する。はぜをとりだしておく。

凍った野菜を入れる。沸騰してきたら火を止め、焼いた餅を入れ、
少し柔らかくなったらお椀に盛り、せり・いくら・なると・はぜを飾って
出来あがり。





























【2011/12/29 23:36 】 | 廣子の料理よもやま話 | コメント(0) | トラックバック(0) |
師走です・・・
早や11月(霜月)も足早に去って、12月(師走)となってしまいました。
3月11日にお震災以来、すでに8カ月も過ぎようとしているのに、
恐ろしい放射能騒ぎですっきりしないまま、人の心に不安の火種を
残して、月日だけが過ぎ去っていってしまうようです。

永年、私たち人間が積み重ねてきた安楽な暮らしに中に潜む
悪玉菌が、マグマとなって爆発したとも言えるのではないでしょうか。
数多くの犠牲者、つまり震災で亡くなられた方、原発による被害者、
そしてまた失われた自然の恵み、大地等、枚挙にいとまがありません。

残された私たちの、ともすれば安易な暮らしに戻りつつある人々は、
ちょっと立ち止まり、今起きている世の中の事共に、細心の注意を払い
行動していかなければと思います。
それが幸いにして残された私たちの努めでもありますね。

過ぎ去った日時を検証し、これからどうして暮していったらよいかを
しっかり考えていく為にも、しっかり食べて、気力・体力を養い、
確かで間違いのない世の中を、未来を背負う若者・子供達に
バトンを渡そうではありませんか。

何か落ち着かず忙しいだけの毎日を送っていませんか。
美味しいものを作って、ちょっとお酒をいただくのも、よろしいかと
思います。

この季節にピッタリのメニューを紹介いたします。

とろり湯豆腐
<材料>4人分
豆腐       1丁
とろろ昆布   10g
ねぎ       1/2本

水        1カップ
かつお節    5g
しょう油     小1・1/2

<作り方>
1.土鍋に水・かつお節を入れて火にかけ、しょう油を入れる。

2.豆腐を8等分位に切り、1.に入れる。

3.豆腐が中まであたたまったら、とろろ昆布・小口切りにしたねぎをちらす。









【2011/12/01 12:28 】 | 廣子の料理よもやま話 | コメント(3) | トラックバック(0) |
秋の味覚が勢ぞろい
店頭に秋の味覚が勢ぞろいしましたね。
松茸・栗・きのこ色々・新米とまさに実りの秋に目白押し。
加えて果物もつややかに登場しました。
本当に日本の豊かさを目の当たりにして、毎年のことながら、
嬉しいものです。

ご縁があって、秋の山形路を月2回往復していますが、まさに錦秋の
山々は一幅の絵になっています。
でも、何かいつもの年と違う自然の気配は、消える事のない放射能
騒ぎに影響されているからでしょうか。

妙に日中の気温が高くなるせいか、巨大な大根、固いにんじん、
大株の白菜など、大きくなり過ぎますね。
松茸が格安に並んでいても、何故か手が出ません。
何となく、昨今の諸事情が気分を暗くし、主婦たちの料理欲を奪って
いるようにも思われます。

私たち東北人は、暮れなずむ秋の夕日を浴びながら、来るべき長い冬に
備え、つつがなく暮らしたいという素朴な思いのもとに、知恵を絞って
暮らしてきました。
秋の冷気を浴びて育つ、きめ細やかで、味わいのある野菜は
望むべくもありません。

そんな日常が続けられなくなっていますね。
この拭いようのない暗い気分は、どうしたら払拭出来るのでしょうか。
何とかしなくちゃね。

手軽で美味しい大根が、たくさん食べられるお料理をご紹介しましょう。

酥肉(スーロー)

<材料> 4〜5人分
豚もも肉      300g        〜豚肉の下味〜
大根         1/2本         酒      大1
柚子         適宜          しょう油  大1・1/2
揚げ油       適宜          片栗粉   大1・1/2
しょう油・酒・塩  適宜


〜衣〜
卵          1個
     
片栗粉       大3
小麦粉       大2
塩・水        各 少々

<作り方>
1.豚肉はひとくち大に切って下味をつける。
  固めの衣を作ってまぶし、きつね色にかっらと揚げる。

2.大根は皮をむき、豚肉と同じくらいの大きさの乱切りにする。

3.土鍋に大根を入れ、その上に揚げた肉を並べる。
  ひたひたの水を入れ、ふたをして1時間ほど煮込む。

4.しょう油・酒・塩で調味する。火を止め、刻んだ柚子をちらす。



















【2011/11/03 20:18 】 | 廣子の料理よもやま話 | コメント(9) | トラックバック(0) |
天高く馬肥ゆる秋
暦の上ではまさに「天高く馬肥ゆる秋」となりました。
ところが、朝夕はめっきり秋の気配なのに、昼時になると、あのビリビリとした
陽射しは真夏のようなのです。

私どもの皮膚感覚として、今まではもう少し静かに秋の気配が忍び寄ってきた
ような気がしませんか?

かくして、古来より去ってしまう季節の別れに、そこはかとない寂しさと共に、
懐かしさも伴った感情を抱き、次の季節が静かに忍びよるという自然の
サイクルを受け容れていった私たち日本人の気性というものが、
出来あがって来たのではないかと思います。

惜しまれつつ移っていく季節の産物を、また楽しみに替えつつ暮らしてきた
豊かな時間を共有して過ごして来たとも言えますね。

地震・大津波・原発事故と時が経つにつれ、少しずつ復旧されていっても、
未だに解決されず、また原発に至っては、未来に問題を先送りしつつ、
不安を増殖させながら時間ばかりが過ぎていってしまいますね。
本当に気分が秋空のようには晴れてくれません。
「頑張ろう 東北」もそろそろセピア色に見えて仕方ありません。
私が高齢になったからそう思ってしまうのであれば、問題は小さいのですが、
実際のところ皆さんの心中もお聞きしたいものです。

ある高名な作家が、「原発」が始まってから人間の暮らしがすっかり
変えられてしまって、忙しくなったと言っておられましたが、「そうだ」と思わず
納得させられてしまいました。

もう原発が出来て60年近くにもなるのです。
こうして過去をなぞって非観ばかりしていても始まりません。
過去を教訓に次世代の人々へ負の財産ばかり手渡すことなく、少しでも
希望の持てるものを手渡し続ける世の中になって欲しいですね。

私たちが健康で豊かな生活を送る事は、憲法で保障されていますが、
どこかの誰かが保障してくれる事ではなく、各々が守っていかなければ
叶うことではありません。

世の中で出来(シュッタイ)した色々な悪条件の中で、健康に暮らしていく為の
最も大事な「食」の分野が脅かされているのです。
健康で豊かな暮らしが脅かされているとも言えましょう。
心して注意深く、過ごしていきたいものです。

今月のお薦めメニューをご紹介します

キュウイとなめこのおろし和え
<材料>
キュウイ     1個
なめこ      100g
大根       300g

(調味料)
酢         大2
しょう油      大2
みりん       大1

<作り方>
1. キュウイは皮をむいて、1.5cmのあられ切りにして、薄い塩水につけ、
   その後水気を切る。

2. なめこはザルに入れ熱湯をさっと通し、熱いうちに、しょう油を少々ふって
   おく。

3. 大根おろしのい調味料を入れて1.と2.を加える。















【2011/10/02 21:02 】 | 廣子の料理よもやま話 | コメント(5) | トラックバック(0) |
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